今回は、割合の問題を攻略していきましょう。
割合って、そもそもなんだ?
ってところから考えてみましょう。
割合とは
ある数をもとにして、比べられる量が
もとにする量の何倍かを表したものです。
式にすると、
比べられる量=もとにする量×割合
簡単に言いますと、
消費税1000円の8パーセントは、いくらですか。
この1000円がもとにする量
8パーセントが割合ですから、
1000×8/100で答えは80円です。
「リンゴを半分ください。」
「ケーキを1/4ください。」
「定価の20パーセント引きです。」
半分、1/4、20パーセント
これが割合です。
全体、全部のどのくらいってことです。
実際に計算してみましょう。
消費税を考えてみよう

まず、身近なことから考えてみましょう。
1000円のものを買うのに、
現在の消費税は8パーセントですよね。
1000×8パーセント(8/100)=80
80円分消費税を払ってます。
合計で1080円払ってますね。
1000円と区切りのいい数字だと
簡単なのですが、
次は980円でいってみましょう。
同じように
980×8/100です。
9.8×8=78.4です。
980+78.4=1058.4
多分ほとんどのお店は小数点は切り捨て
してくれると信じて、
1058円払うことになりますね。
割引を考えてみよう

次は、またこれも実生活でよく使う
ことなのですが、よく夕方のスーパー
などに行くと2割引き、30%引き
など目にします。
それは、この金額から2割引いた金額ですよ。
30%引いた金額ですよ。
ということです。
例えば、300円のお弁当が2割引きです。
いくらで買えますか。
ということです。
2割は式にすると2/10です。
300円×2/10で60円です。
”引き”ですから
300円-60円=240円
300円のお弁当が240円で買えることに
なります。

では、1200円の30%引きはいくらでしょう。
今度はもうちょっと簡単に考えてみましょう。
30%引きってことは、1200円の
70%で手にいれることが出来る
ということです。
1200×70/100です。
840円ですね。
ずいぶん安くなりますね。
実際の問題を解いてみましょう
テストの問題はどんな風になるのか
見ていきましょう。
定価を求める(基本問題)
ある洋服を、りんさんは定価の35%引きで、なつみさんは
定価の500円引きで買ったところ、りんさんはなつみさんより 270円安く買うことが出来ました。 この洋服の定価を求めなさい。 |

まず定価を求めろといわれているので、
いつものように定価をX円とします。
りんさん 定価の35%引き
35%引きなので
定価の65%で買った事になります。
X×65/100(円)
65/100を約分しましょう。
13/20X円
なつみさん定価の500円引き
X-500(円)
りんさんがなつみさんより270円安く
なので、りんさんの方が少ないお金を払ってます。
ですから、多く払ったなつみさんの
X-500(円)から
りんさんの13/20X(円)を引くと
270円ですよ。ということです。
ですから、式は
(X-500)―(13/20x)=270
これを解きます。
全部に20をかけます。
20(X-500)ー13X=270×20
20X-10000-13X=5400
20X-13X=5400+10000
7X=15400
X=2200
答え 2200円
電気料金を求める(応用問題)
A子さんの家では,冷蔵庫を新しく購入することになった。
電器店には下の図のような商品があり,
店員さんから商品について次のような説明を聞いた。
これをもとに,商品Aの1年間の電気料金,
商品Bの1年間の電気料金はそれぞれいくらであるか
,方程式をつくって求めなさい。なお,途中の計算も書くこと。
![]()
価格 131,800円
価格 92,700円 [店員さんからの説明] ①「商品Aの1年間の電気料金は, ②「商品を購入して10年間使用する場合, ※ただし,1年間の電気料金は消費税を含んでおり, |

回答
商品Aの1年間の電気料金,
商品Bの1年間の電気料金はそれぞれいくらであるか。
なので、それぞれX、Yとする。
商品A X円 商品B Y円
②より、10年間使用すると
商品A・・・10年×X円
商品B・・・10年×Y円
そこにそれぞれの商品の代金をたす。
商品A・・10X+131800
商品B・・10Y+92700
Aの方がBより安くなる。
なので、Bが高い。
そのため、二つの差は36500円となる。
式に直すと
B-A=36500
10Y+92700-(10X+131800)=36500となる。
これが1つ目の式
商品Aの1年間の電気料金は,
商品Bの1年間の電気料金の40%
なので、
A=B×40/100
X=40/100Y
簡単にすると、X=0.4Y 2つ目の式
10Y+92700-(10X+131800)=36500
X=0.4Y
代入法で。
10Y+92700-10×0.4Y-131800=36500
10Y-4Y=36500-92700+131800
6Y=75600
Y=12600
X=0.4×12600
X=5040 答え 商品A 5040円
商品B 12600円

少しでも
安くやで~
まとめ
割合の表し方
Aの30% Aの3割引き |
割引を覚えておくと、生活で役立ちます。
お得に買い物が出来るようになりましょう。
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