将来の中学受験や高校受験を見据えて
早くからこどもを勉強させようとする
熱心な親御さんもたくさんいらっしゃいます。
ですが、少しやりかたを間違えてしまうと
とたんに勉強嫌いの子になってしまう場合も?!
そこで、今回は勉強に苦手意識を持たせないような
接し方などをご紹介していきたいと思います。
低学年の小学生に塾は必要か?
だいたい小学5、6年生になると
「そろそろ塾に・・・。」と
考える親御さんが多くおられます。
しかし、小学2年生や3年生に
果たして塾は必要なのか?
塾の中には「英語を少しでも早く始めないとついていけなくなる!」とか、
「早いうちから勉強する習慣を身に着ける!」など
親をあおるような宣伝文句の広告を
出している所もあります。
確かに少しはその通りの部分もありますが、
一概にそうだとは言い切れないところもあります。
勉強嫌いはこうして生まれる
本来、勉強は「学ぶ」「知る」「発見」の連続で
楽しいものです。
ですが、ずっと机に座りっぱなしで
同じことを何度も何度も書き続けていると
ただの「作業」になってしまい
楽しいという感情は生まれてきません。
勉強とはつらいものだ、
という認識になってしまうと苦手意識が生まれ
机に向かうことに拒否反応を起こしてしまいます。
低学年のうちに苦手意識を植え付けてしまわないよう
親が気を付けることは何なのか?
を考えていく必要があります。
国語力は読書から
国語の力をつけるのに
1番おすすめなのは読書をすることです。
よく、
『すべての学力を育てるのは国語力が大切』
と言われます。
テストの問題を読むのも読解力が必要となります。
質問の意味を理解し、
何を答えればいいのか?という基礎が必要です。
小さいころから読み聞かせをし、
本に慣れ親しむ習慣をつけることが
実はとっても大切なんですね!
考える力は生活や自然から!
「なぜ?」「どうして?」
という【考える力】はどのようにつけていくのでしょうか。
例えば、生物や化学の道に進んだ人の多くは
・昆虫採集が好きだった
・星をながめるのが好きだった
など小さい頃に受けた影響が大きかったそうです。
子供が何に対して興味をもつのかは
親もわかりません。
自然や映画やアート、色々なものにふれさせる経験を
親が与えてあげるべきものなんですね。
親子でできる!考える力を身に着ける方法
さて、なんだと思いますか?
答えは「質問攻めにすること」です。
小学生の場合、たいていの子は
お母さんやお父さんとのおしゃべりが好きです。
なので、考える力を会話で養うことを心がけます。
例えば、
「寒い冬、どうして息が白くなると思う?」とか
「どうして青い火と赤い火があるんだろうね」など
子供自身の考えを引き出すようにします。
もし間違った答えを言ったとしても、
「それも面白い考えだね」とちゃんと聞いてあげること。
そして堅苦しいものではなく、
簡単に教えてあげるという習慣をつけます。
ただ、これは親自身も勉強が必要になりますが
子供と一緒に成長していくのも楽しいものです。
勉強は机に向かってするだけのものではないという事ですね!
子供の成績がかなり下の場合の対処法
小学生のお子さんで成績がかなり下の方だ、
とお悩みのお母さんにおすすめの対処法をご紹介します。
小学生の場合、まだ勉強をする習慣がつかない子が多くいます。
特に小学生低学年のうちに他の子と勉強での差が開いてしまうと
後々、とても大変なことになります。
ですので、なるべく1日のうち時間を決めて
「一緒に勉強する時間を作る」ことが大切。
この先、ずっと一緒にやるわけではなく習慣をつける手伝いをするんです。
「夕飯を食べた後、20時から30分だけ勉強しようね」と
ちゃんと終わりの時間も告げてあげる。
1か月ほどすると、20時になったら勉強をするという習慣が少しずつつくようになってきます。
仕事や家事があるのでお母さんは大変でしょうが、
この時に時間を作ってあげると高学年、中学生になったときに苦労しなくなります。
めんどくさいからと後回しにしてしまうと、
お母さん自身も後で後悔するはめに。
しっかりと横についてあげなくても、
洗濯物をたたみながらなど、寄り添ってあげるだけでも効果があります。
やってはいけない親のかかわり方は?
特に気を付けたいのが
小学生の子供のかかわり方。
例えば学校からの宿題に子供が悩んでいたとします。
まず子供の宿題をみてあげてもいいか?
という疑問に答えるとすると
「みてあげてもいい」です。
ただし「答え過ぎない」こと。
いつまでも時間をかけて宿題をやっている子供をみかねて
親はつい、「ここはこうでしょ」と口をはさみたくなります。
しかし、親が答えすぎることで
こどもが「考えない癖」をつけてしまうんです。
こどもから「考える」という習慣を奪わないように
気を付けましょう!
子供にかけてあげたい魔法の言葉
もう一つぜひ実行してあげてほしいことがあります。
皆さんは子供にかけてあげたい魔法の言葉って知ってますか?
つい、子供に対して、
「あなたはボーっとしているから、ダメなんだ」
「あなたはおっちょこちょいだから」
「あなたは忘れ物が多いから」
など決めつけて言ってませんか?
そのあとにくる言葉は否定的ですよね。
決めつけて言ってしまうと、
子供達は
「ああ、自分はそうなのだから、何をやっても仕方ないな。」
と思ってしまいます。
そして、その通りの性格になってしまいます。
では、どういう声掛けをしてあげたらよいのでしょうか。
そこで魔法の言葉です。
余計なことは言わず、「大丈夫だよ」
そういってあげてください。
きっと自信が出て、なんにでもチャレンジできる子に
なると思います。
子供を「勉強嫌い」にさせないまとめ
「塾が大好き!」
と言いながら通っている子供はどのくらいいるでしょうか?
私は限りなく少ないと思います。
仕方なくやっている、
親に怒られるから、
行かないよりかはマシだから、
たぶんこんな理由が多いでしょうね。
今さら勉強を好きになれ!は難しいと思いますが、
勉強を上手くこなせるようになる!
なら出来るような気がしませんか?
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