偏差値に踊らされるな!正しい数字の見方とアップ方法とは?

勉強のためのヒント

中学生になると「偏差値」というワードがでてきます。

高校受験を受けるときに目安となるものですが、

そもそも偏差値ってどうやって出しているの?

あげる方法はあるの?などの疑問をこたえていきたいと思います。

偏差値とは?

偏差値(へんさち)とは、

みんなの中で自分はどのあたりにいるか?

をあらわした数値になります。

例えば、クラスに50人いたとしたら

その50人の中であなたの成績はどのくらいの

位置にたっているかを示すことができます。

この偏差値は勉強をがんばってテストの点によって

上がったり下がったりするものです。

もし、あなたが頑張ってテストの点があがったとします。

でも他の人も同じ様にテストの点があがったら、

あなたの位置はそれほど前と変わらず、

偏差値も変わらずということになります。

偏差値の平均値は?

偏差値のちょうど真ん中あたり、

つまり平均が「50」となります。

ここを目安に低い・高いを表します。

低い偏差値の目安:30くらい

高い偏差値の目安:70くらい

偏差値の計算方法

50+(自分の点数ー平均点)÷ 2=偏差値

例)

あなたの点数 :75点

クラスの平均点:85点

50+(75-85)÷2=45

偏差値は約45

*この方法は学校内での偏差値の求め方になります。

受験のための偏差値を知る方法

先ほどの計算方法は自分の学校内での求め方になります。

なぜなら受験の場合はみんなの平均点がわかってからでは

遅いからです。

なので1番正確な自分の偏差値を知る方法は

模試を受けることになります。

偏差値を見る時のポイント3つ!

実は偏差値は受ける模試によって

かなりバラつきが出てくるものがあります。

そこで偏差値を見る時に注意したい3つの点を紹介します。

①模試のレベルを確かめる

模試によってはハイレベルな受験生しか受けないもの、

逆にハイレベルの受験生は受けないものがあります。

それによって自分の偏差値がかなり変動することもあるので

どんなテストをもとに算出されているのかを

しっかり確かめておくことが大切です。

②偏差値の数値は80%程度と認識しよう!

偏差値一覧に書かれてある数字は、

あくまでも「80%程度合格」という事になります。

なのであまり一喜一憂しないように心がけましょう。

③偏差値は予測にすぎない

模試の結果で「判定」というものも出ます。

偏差値と一緒に表示されるものですが、

仮に「C判定」が出たとすると、

合格率が「C判定」と出たとします。

それは「現時点だと3割から5割の確率で

合格できますよ」ということです。

④後半になればなるほど、偏差値があがりにくい

みんな追い込まれる後半になると勉強を必死にして頑張ります。

そんな中で偏差値をあげようとすると

自分はさらに頑張って成果を出さないと

いけなくなってしまいます。

なので、あなたが点数があがればみんなも同じ様に

あがっていると考えた方が良さそうです。

偏差値上位は何%?

上位にある偏差値はいったいどのくらいを占めるのか?

ざっくりとした目安を表で表してみました!

偏差値 上位何%? 何人に一人?
45 69.2% 1.4人に1人
50 50% 2人に1人
55 30.8% 3.2人に1人
60 15.8% 6.3人に1人
65 16% 15.2人に1人
70 2.2% 45.5人に1人
75 0.6% 166.7人に1人

この表を見ると上位1%の成績を取れば、

偏差値は73以上になるということがわかります。

偏差値を10あげるには?

偏差値45の人は上位69.2%なので

1000人テストを受けているとすると

692位となります。

偏差値を55まであげるとすると、

上位30%まで順位を上げる必要があります。

つまり300位まで順位をあげなければいけないということがわかります。

400人近く、抜き去ることが必要となると

どれだけ勉強をしなければいけないかがわかります。

合格判定にも偏差値が利用される

模試などで表示されている「合格判定」にも偏差値が利用されています。

よくある合格可能性評価はこうなっています。

A:80%以上

B:65%

C:50%

D:35%

E:20%未満

この合格判定も希望の高校に入れるかどうかの判断材料になります。

偏差値がずっと変わらない?!

受験が近づくにつれて、勉強をしっかりと頑張る人が多くなります。

そんな時、模試を何度受けても偏差値があまり変わらずに焦ってしまう人がいます。

「これだけ勉強しているのに偏差値があがらない!」

実は、こんな風に焦る必要はないんです。

なぜなら、受験シーズンは周りのみんなも同じ様に

勉強時間を増やして頑張っています。

その中で偏差値が変わらないということは、

今の実力をキープしていると考えます。

あまり一喜一憂しないことですね。

偏差値についてのまとめ

偏差値はひとつの「目安」として考え、

あまり数字に振り回されないことです。

偏差値が低くても、

頑張り次第で逆転することだってできます。

中には勉強をがんばってもがんばっても

偏差値がなかなかあがらない!!

とモヤモヤする人もいるかもしれません。

でも、いつか必ず結果がかえってきます!

壁を一つ突き抜けることができれば

偏差値も後を追うように伸びていくものです。

ようは、勉強を上手にするコツをつかめるかどうかが大切。

あおぞら塾では、

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