突然こどもから
「塾に行きたくない!」
と言われてしまった。
そんな時の対処法と考え方を紹介します。
こどもが塾に行きたがらない理由は?
親からすると突然言われたことでも
子供からするとずっと前から考えていたことかもしれません。
そんな時「ダメ!」と一言で片づけずに
一緒に考えていく方法をとりましょう。
塾をやめたい原因は?
①塾の授業についていけなくなった
②勉強そのものに興味がわかなくなった
③体力的にも心理的にもつらい
④先生や生徒の中で嫌な人がいる
⑤勉強しても身についていない気がする
⑥進学したくない
これらがよくある理由です。
塾をやめたがる子供に対しての対処法は?
では具体的にそれぞれの理由の対処法を考えていきましょう。
①授業についていけなくなった場合
これはこどもにとって負担になる理由です。
学校でも同じことが起こっているとなおさら。
どこに行っても自分は落ちこぼれなんだと
一気に自信をなくしてしまいます。
思い切ってその子に合わせてくれる塾に変えるか
家庭教師という選択肢も考えるべき。
入学金がもったいないからといって、
執着していてはその先の時間を無駄なものにします。
②勉強そのものに興味がわかなくなった
この理由の場合、他のものに興味がうつってしまったか、
勉強することが無意味に思えてきたかのどちらかになります。
こういう場合、無理強いさせずに一旦勉強から
離れさせてみるのもあり。
そして離れたからといって何もせずではなく、
本を読ませてみたり、
オープンキャンパスや文化祭などに
足を運んでみたり気持ちをいったんリセットさせましょう
③体力的にも心理的にもつらい
この場合、宿題や課題を多く出す塾にありがちです。
大手の進学塾では課題の量をこなし問題になれさせる、
という方法をとっている所があります。
部活をやっている場合は体力的につらく
両立することが難しくなってきます。
そして、課題をしなければ怒られるという心理的にも
負担がかかってしまいます。
この場合も思い切って
課題の量にこだわらない塾もたくさんあるので
一度再検討してみる必要があります。
④先生や生徒の中で嫌な人がいる場合
この理由の場合は、その塾をやめさせるべき。
勉強以外のストレスを作るような環境では
絶対にその子のためにはなりません。
学校と違って塾はやめたいときに辞められる場所です。
先生の名前を聞いて解決しようとするのも
時間の無駄だと思います。
⑤勉強しても身についていない気がする
これはやり方の問題なので
一度成績を照らし合わせたうえで三者面談を
願いでてみてはどうでしょうか?
こどもがそう感じているのなら
その旨を塾にも知らせておくのは大切なこと。
カリキュラムを変更したり、
先生や勉強方法をかえるなどのアドバイスで
解決する場合もあります。
⑥進学したくない場合
これは塾は関係なく、
一度親子でじっくりと進路について話をします。
一歩的に親の考えを言う前に、
まずは子供の考えをしっかりと聞いてあげること。
話のこしを折らずに最後まで聞き取ってあげます。
もし進学したくないというなら、
こういう道もあるよと提案してあげるだけの
寛容さも必要だと思います。
塾にまかせっきりにしないこと
塾に通わせているから安心!
と考えてはいませんか?
中には大手有名塾だから「もう大丈夫!」と
考える親御さんもいます。
やはり子供との相性があるので有名な塾だから
成績が必ずあがるとは思わないようにすることです。
そして、塾での様子や勉強の進め方などきちんと
把握しておくことも大切です。
「これだけお金を払ったのに無駄になった!」
となってしまうこともあります。
これは子供だけの責任ではなく、
塾にまかせっきりにした親の責任でもあります。
塾にやめると伝える時
きっと、たいていの塾の場合は
色々な話をして引き留める方向でくると思います。
「もう少しがんばってみよう」
「クラスを変えてみよう」
「1週間だけ休んでみたら?」など。
しかし、受験を控えている時期なら
1度嫌という感情をいただいた塾に
時間をかけている暇はありません。
ここは思い切って決断し、
きっぱりとお話することをおすすめします。
塾なんて探せばどこにでもあります。
自分のこどもが楽しく通える塾に出会えるほうに
時間を使うことです。
塾をやめたいときの対処法まとめ
こどもにも色々個性があるように塾も様々です。
大金を支払うからこそ本当に子供にあった塾を選びたいもの。
入塾して数か月してからわかることもたくさんあります。
通うのは親ではなく子供です。
なるべく子供の意思を尊重してあげられるといいと思います。
絶対やってはいけないのが、
「無理やり行かせること」
怒鳴ったりして強制的に塾に行かせてしまうと
勉強そのものを嫌いになってしまったり
ストレスをため込んだりして受験に失敗することもたくさんあります。
その子にとって、何が1番必要なのかをしっかりと考えたうえで
次の対策をたてることをおすすめします。
コメント