受験でストレス満タンの子供達に
親はどう向き合う?
何よりも、本人たちが一番
緊張してるし、不安な気持ちを抱えてます。
それと同様に実は、それを見ている
親の方もかなりのストレスを抱えてます。
そんな中、子供にどのように接して、
支えていけばよいのでしょうか。
子供達の気持ち
3年生が本番を迎えているその日
2年生たちは、第1回目の実力テストを受けることになります。
ここから、すでに次の受験の準備がスタートしています。
でも、このテストを真剣に受け止めている
人は、そんなにいないと思います。
なぜなら、まだ2年生だから。
そして、春休みは、部活動最後の戦いである中体連が
6月にあるため、部活動の練習が大変だから、
今は部活の方に集中したいから。
勉強は部活動が終わってから。
そんな風に思っている人がほとんどだと思います。
不安な日々
そして、部活動も終わり、夏休みになります。
ここら辺りから、受験に向けての勉強が本格化します。
夏あたりはまだ余裕です。
秋もまだ余裕です。オープンスクールに
行くなど、行きたい高校を選択していきます。
行きたい高校、行ける高校
その辺から、現実味を帯びてきます。
果たして自分の行きたい高校に行けるのか?
だんだん焦りが出てきます。
学校の先生との三者面談などで、
受ける学校が決まってきます。
12月頃からどんどん不安な気持ちになり
ストレスがたまってきます。
症状にもいろいろ出てきます。
異様にお茶を飲みたがったり、
アレルギーがひどくなったり、
落ち着かなくなったり、
ひどい子は紙を食べてしまったりします。
親の気持ち
私も、子供が受験勉強中の時は、
「受けるのは本人だし、親がどうこう言ってもね」
と、そんなにストレスは感じていないつもりでした。
しかし、受験が終わり合格発表も終わったら、
肩の力が抜けて、本当にほっとしました。
自分ではそんなに気にしていなかった
はずなのに、やはり相当なストレスになっていたのだと思います。
歯が2本ほど、抜けましたから(笑)
そして、関係のない人に、とにかく
自分のストレスを聞いていただいていました。
誰かに話すことは、ストレス解消になります。
一人で抱え込まず、相談してください。
受験生に親が出来ること
3年生になると、みんなこぞって塾に行きだします。
友達が塾に行っている。
それだけでもはや不安なのです。
子供が塾に行きたいと言ったら、行かせてあげてください。
行っているだけで不安は軽減できます。
そして、親も行かせているだけで、気持ちが楽になります。
ただ、無理やりは逆効果なので、
あくまでも自分の行きたい塾を選んであげてください。
もちろん経済的なことや、親の意見も
あるでしょうから、お子さんと相談して決めてください。
それから、子供たちの話をよく聞いてあげてください。
勉強でのかかわり方は?
よく「部屋で勉強しなさい!」
「居間で勉強しても集中できないでしょ。」
とおっしゃる親御さんもいらしゃると思います。
でも、私はその子によって、集中できる場所があると思います。
安心できる場所があると思います。
そういう所で勉強した方が、本人は集中できるのです。
どちらかと言えば、居間での勉強の方をお勧めします。
生活音が聞こえる方が集中できる。
という話を聞いたことがあります。
居間で勉強すると、
もしわからないことがあれば、
すぐ親や近くにいる人に聞くことができます。
中学校の勉強は大人が真剣に考えれば、
わからなくもないです。
特に、社会や国語などは、
一緒に考えてあげることができるのではないでしょうか。
これが親子のコミュニケーションになりますよね。
学校に任せっきり、塾に任せっきりでは
子供とのせっかくのふれあう
機会があるのに、もったいないです。
受験は親も子も大変です。
コミュニケーションをとりながら、
一緒に乗り越えていきましょう。
どうして受験があるのか
こんなに大変なのに、
何十年も前から受験制度がなくならないのか。
今の時代、以前と違って、
苦しいことが少しですが、減ってきていると思います。
でも、受験はこんなに苦しいのになくなりません。
なぜでしょうか。
子供が減ったこの時代、
自分が希望して、評定がその高校に
達していれば割り振りして
入学させてあげればいいのではないか?
苦しんでる子供たちを見ると
つい、そんな風に思ってしまいます。
でも、この厳しい
世の中を渡って行くには、ぬくぬくと
ぬるま湯につかっているだけでは、だめなのです。
受験を経験した子供たちは
確実に精神的にも学力的にも格段に成長します。
大人への第一歩です。
苦しい時を過ごした親も子も必ず、成長できます。
そして、たとえ結果がどうであっても、
一生懸命やった努力はいつか絶対報われます。
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