小学生の約6割が「作文が苦手!」と思っているようです。
作文は自分の気持ちや事柄を順序立てて書いていくものですが、
どうやっても上手く書けない!
そんな人におすすめの「先生にほめられる作文の書き方」を
伝授したいと思います。
作文は練習すれば上手くなる?
作文が苦手ということは、文章を考えて書くことが苦手ですよね。
実は作文を上手く書くにはコツがあって、
そのコツを練習すれば自然に上手くなることができるんです。
やっぱり作文は書いた数だけ力がつくのは本当です。
実は私は小学生の頃、作文がとても得意でした。
どうして得意になったのかというと、
本を読むのが好きで、
「ああ、こういう言い回しっていいな」とか自然に入ってくるようになるんですね。
なので、国語に強くなろうと思ったり文章力をつけるためには
本を読むのが1番の近道だと私は考えます。
でも、本をじっくり読むのが苦手!という子供もいます。
できるだけ本を読む習慣をつけてほしいのですが、
それはまた別の機会にお話しするとして、
作文を上手く書くコツについてお話しましょう。
作文の上手な書き方
たぶん、ここでつまずく人が多いんではないでしょうか?
何から書いたらいいのかわからない。
手紙だと「こんにちは」から書きだせますが、
作文となるとそうはいきませんよね。
では読書感想文の例をあげて紹介します。
読書感想文の書き出し
読書感想文の書き出しでおすすめなのは
「その本を選んだ理由」からスタートします。
・自分に身近に感じたから
・誰かにすすめてもらったから
・内容が面白そうだったから
・読みやすそうだったから
理由は何でもいいです。
とにかく、自分がその本を手に取った理由を書きます。
で、そこから話をひろげていきましょう。
例えば、「読みやすそうだったから」という理由の場合
『 私がこの本を選んだ理由は、読みやすそうだなと思ったからです。自分はあまり本を読むのは苦手ですが、この本だと最後まで読み切れそうな気がしました。』
この部分は、あまり格好つけずに正直に書くことを心がけます。
登場人物について思うこと
どんな物語にも登場人物がでてきますよね。
人であったり動物であったりすると思いますが、
その登場人物に自分はどういうイメージを持ったのか、
自分と似ているところはあるのか、
あこがれる部分はあるのか、
などを書いていきます。
そしてその登場人物が、この物語をどう進んでいくのか、
どのような役割をもつのかを軽く紹介します。
『 この物語に出てくる○○は、誰とでもすぐに友達になれる子です。
私は人見知りな部分があるので、少しうらやましく思いました。この〇〇が、これから先
いろんな人に出会って冒険をして成長していく物語になっています。』
ストーリーの要約
次に本の内容にふれていきます。
簡単な話の流れをざっと書いていきますが
ここでは自分の感情や気持ちはいれなくても大丈夫です。
先生が読書感想文を読んで、
「ああ、こういうストーリーなんだな」とわかる程度。
自分の気持ちや感情を書く
ある程度ストーリーが書けたら、自分が1番心を動かされた部分を
より詳しく紹介します。
そして、どうしてその部分が気になったのかもです。
書き出しは『この物語で私が1番心に残ったのは〇〇の部分です。なぜなら、私なら反対の行動を起こしてしまうと思ったからです。どうしてかというと・・・・』
締めくくりを書く
最後のしめくくりが大切。
・この本を読む前と読んだ後の気持ちの変化
・どういう人にこの本をすすめたいか
・今の自分と比べる所はないか
・この本を読んで自分が初めて知ったこと
などをもりこむといいでしょう。
日記の場合の書き方は?
読書感想文ではなく、行事後の日記なども書くことがあります。
例えば、遠足に行った後に書く感想文だったり
新しい年を迎えての感想文、
家族に対する気持ちの感想文。
こういう場合は、かなり自由に書いても良いと思います。
できるだけ「自分の気持ち」にフォーカスして
ただ「嬉しかった」ではなく、
「どんな風に」「どのくらい」「どういう部分が特に」と
細かく具体的に書いていきましょう。
先生が見ているポイントは「気持ちの流れ」です。
遠足に行ったときの感想文であったら、
「○○さんの、こういう部分を発見しました」とか
「こういう所は気をつけなきゃいけないと思った」とか
遠足を通して、あなたがどう感じてどう思ったのかが
書かれている作文はいい作文と言えます。
だいたい小学校の先生も作文を評価するときは
そういう部分に赤線を引いて丸を付けたりしていますよね。
文章がスラスラ書ける?良い練習法は?
小学生の子供なら、親との交換日記を始めることです。
最初から文章を書くには抵抗があっても
交換日記ならハードルが低く気負いせずに書けます。
その時に、親がお題をだしてあげることをおすすめします。
・今日友達とすごく笑ったこと
・将来なりたい職業と理由は?
・お母さんに直してほしい所と理由
・自分が苦手なことと得意なこと。
このように毎回お題を与えることで
書くことに抵抗なく進められることができます。
作文を書くということは、結局自分の感情や気持ちを
どう表現するかが大切なので
そこを上手く書けるようになると
いい作文ができるようになります。
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