中学3年数学~受験問題~図形問題
下の図において、四角形ABCDは平行四辺形です。
対角線AC、BDの交点をO とします。また、
BCの中点をMとし、対角線BDと線分AMの交点を
Nとします。BD12cmの時、次の問いに答えなさい。
⑴ 線分BNの長さを求めなさい。
⑵ 四角形ABCDの面積は、△BMNの面積の何倍あるか
求めなさい。

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⑴ 中点連結定理を使います。
△ABCでの中点連結定理を使うと
BN:ON=2:1
BO=6㎝
なので、6÷3=2㎝
2㎝×2=4㎝
答え 4㎝
⑵ こちらも中点連結定理です。
△ABCは平行四辺形ABCDの1/2
△ABMは△ABCの1/2
△ABCで中点連結定理から、
AN:ⅯN=1:2
△ABMを三等分したうちの一つ。
なので、△ABMの1/3
これをまとめると、
1/2 × 1/2 × 1/3 =
1/12
平行四辺形ABCDからみて
△BⅯNの面積は1/12倍
問題は逆なので12倍
答え 12倍
そしたら、次の問題をやってみましょう。
下の図のように、AB、CD、EFが平行で、AB=15㎝、
EF=3㎝の図形がある。CDの長さを求めなさい。
① △ABDと△EFDの比を考えましょう。
ABとEFは平行なので、このふたつの三角形は相似ですね。
AB:EF=15:3
BF:FDは?15:3?
違いますね!!
BD:FDが15:3です!
なので12:3です。
ここで間違わないように!!
②BF:FD=12:3
を頭において、
今度は△CBDと△EBFで考えます。
こちらもCDとEFが平行なので、相似ですね。
対比はBF:BD=12:15になります。
実際の長さはBF:12:3㎝=BD:15:X㎝
の比の計算でXを求めていきます。
12X=45
X=45/12
約分して15/4
答え 15/4㎝
平行四辺形の問題は出やすいです。
平行四辺形の中に相似な三角形を見つけることと、
△ADE∽△ABC
AD:AB=AE:AC=DE:BC
AD:DB=AE:EC
平行な線の中の三角形はどんな三角形でも高さは
同じなので、面積は同じです。
△ABC=△A’BC
それと、中点連結定理も忘れずに!
一つ一つひも解いていきましょう。
中点連結定理とは?
![]() DSC_0080 AM=MB、 AN=NC ならば MN//BC MN=½BC |
おまけ
相似な図形の面積比と体積比
平面図形
相似比 m:n
面積比 m²:n²
立体
表面積の比 m²:n²
体積比 m³:n³
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